「でもタッチパネルじゃないんでしょ」
「これでタッチパネルがあればねぇ(Phone Editionだったらねぇ)」
あまつさえ、タッチパネルがない=グレードが下、という捉え方(認識)をしているみたいなニュアンスを感じる事もあります。
あんなものは飾りです。偉い人にはそれがわからんのです!
…あ、独り言です^_^;)。
いつか語ろうと思っていた事ですが、Brighthandにこんな↓コラムが出ています。
Yes, You CAN Live Without a Touchscreen
★Smartphone Editionの位置付け
PPCに10キーが付いているけどタッチパネルがない物、という説明が手っ取り早いのですが、それは表層的な相違点です。
根源的には、PDAに通信/通話機能を付加したのがPhone Edition、携帯電話にWindows Mobileを載せたのがSmartphone Editionです。
言い換えるなら、両者に上下関係があるのではなく、水平(同列)にあるものが互いに歩み寄った(そして他者を取り込もうとしている)状態です。つまり互いに得手不得手はあっても、それは単に使用目的が違うから、という事です。
例えばMoto Qに始まるQWERTYキーボード付きSmartphone Editionも、単にメッセージング(メールやチャットなど)に特化しているだけで、本質的にはあくまで携帯電話です。
★タッチパネルは必須UIではない
Q:なぜPDAにはタッチパネルが搭載されているんでしょう?
A:元祖PDAのNewtonがタッチパネルだったから。他はマネしてるだけ。
…というのは冗談ですが^_^;)、PDAの黎明期において、小型軽量化/物理的なコストダウン/入力手段の汎用性などの理由から採用され、生き永らえた物は互換性のために搭載し続け…という感じだと思います。
ただ、現在の携帯電話がタッチパネルなしでかなりの事ができる事を考えると、PDAに必要不可欠なUIとは思いません。タッチ前提のゲームは別として、タッチパネルならではというのは手書き認識とペイント(お絵描き)ぐらいではないですか?
ちゃんとしたUIであれば、タッチパネルなしで不自由する事は少ないと思います。
逆にタッチパネル前提なら、IE Mobileにジェスチャーコマンドくらい付けたらどやねん!(笑)とすら思います。
★タッチパネルでない優位点
例えば液晶面の保護にそれほど気を使わなくて良いとか、スタイラスを出す手間がない/なくす心配がない(笑)とか、基本的に片手で操作できるとか。
特に片手操作はモノグサではなくて^_^;)、片手が不自由な人もいます。スタイラスだって、病気などでピンポイントを指したりタップ&ホールドができないという人もいます。
タッチパネルが悪いというわけではなく、そういう人達にとってはハードボタンの方が使いやすいし、一般の人にとっても嗜好や使い方によってはより好ましい場合もあるという事です。
★ワタシは携帯電話が欲しんです
最初に語った通り、ワタシは「日本語の使えるGSM携帯」が欲しかったのです。
今はGSMにこだわる必要もなくなってきましたが、依然として国内で発売されるものはごく一部なので、海外端末に興味があります。
一方でPhone Edition端末も併用していますから、手軽にメール/ウェブチェックできればいい携帯と、それなりに自由度の高いPDAと、大きく重なってはいますがうまく住み分けができてきています。
今後、Google MapsやG mailのようなエポックメイキングな新サービス(ソフト)がSmartphone Editionにも提供されるのが当たり前になれば、1本でニーズを満たせるかもしれません。
あとは日本語入力…ですね^_^;)。